セイバースクール受講生による「送りの儀」実施報告
2026年3月22日(日)、鹿児島県在住の中原由紀子氏、眞一氏(共に精神学教育研究機構セイバースクール受講生)のお母様の「送りの儀」が執り行われました。 現在、両氏はまつり主としての学びを進めており、特に眞一氏の「自らまつり主として母を送りたい」という強い希望により、本機構・高橋校長の介添えのもと、ご自宅にて式を挙行いたしました。
故人は生前、信仰団体の指導者として多くの信奉者から慕われる存在でした。しかし、ご遺族の「静かに送りたい」という意向を尊重し、参列者はご親族および特に親交の深かったご家族のみに限定した形での実施となりました。
前日には葬儀社担当者と「送りの儀」の趣旨や進行内容について詳細な打ち合わせを行いました。「送りの儀」および「清めの儀」における各工程の意義を説明したところ、葬儀社側も独自の作法を深く理解し、快く受け入れていただきました。その結果、秘蹟Ⅰのオイルを手に取り、ご遺体に触れるといった儀礼も、極めて自然な流れの中で執り行われました。
準備の過程では、生前ご自身のことを多く語らなかった故人の知られざるエピソードが、親族の方々の口から次々と語られました。棺の中でその対話を聴いているかのような故人の様子からは、住み慣れた自宅へ戻られた安堵感とともに、ご自身が敬愛の対象として語られていることへの喜びが伝わってくるようでした。 また、まつり主の感応を通して、「ようやく解放された」という故人の本心が深く響く場面もあり、魂の安らぎが強く感じられました。
会場は悲しみの中にも決して暗く沈むことはなく、現世からの旅立ちと一つの時代の終焉を、参列者一同が素直に受け入れる穏やかな空気に包まれていました。
火葬場から帰宅した直後に雨が降り始め、故人を偲ぶ語らいの時間、雨は静かに降り続いていました。 式を終えた後、由紀子氏が親族の方々に感想を伺ったところ、「形式的な葬儀が多い中、これほどまでに愛に満ちた式は初めてであり、思わず涙が溢れた」との言葉をいただきました。
今回の実践は、故人に対する愛と敬意を礎とした「送りの儀」が日本各地に普及し、同時に「命の書」の登録を通じた魂の気づきと再生の道が拓かれることへの、確かな希望を示す一事例となりました。
セイバースクール:https://savior-school.jp/
日本まつりぬし協会:https://matsurinushi.com/
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